HSPの私が、妊活で孤独になって気づいた、本当の自分と幸せ。

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こんにちは、ちゅり子です★

 

皆さんは、大勢の人とわいわいしたり、知らない人といっぱい出会いたいタイプですか?

 

1人でいたり、いつも決まった人といたいタイプですか?

 

それは、心の底から思いますか?

 

私は、ずっと自分がどっちなのかわかりませんでした。

 

いやむしろ、前者でいたいと思っていたんだと思います。

 

でも、今ははっきり言えます。

 

私は大勢の人がいる場は落ち着かないし、

本当に好きな人とだけいたいし、

1人の時間は安らげる、幸せな時間です。

 

こうゆうふうに思える自分を認められるようになったのは、

30代になった歳のおかげなのか、

結婚をしたせいなのか、

多様性が認められつつある時代になったから、

というのもあるかもしれません。

 

「1人でいてもいいじゃん」

 

という声をあげたり、

実際にあまり人と関わらなくてもいい生き方をしている人が活躍したりする時代になってきた事は、

私みたいな人には、本当に生きやすい、

いい時代になってきていると感じます。

 

さらに、最近「HSP(Highly Sensitive Person)敏感で感受性が豊かで繊細な人」という言葉も登場し、

「人といて、傷つきやすくて、疲れてしまうのは自分だけじゃないんだ。」

と、今まで嫌いだった自分に、自信を持つ事ができるようにもなってきています。

 

強くて、明るくて、友達もお金も多い人や、多数決で多いほうが正しくて、

みんなそうあるべきだと全員が強制される時代は古いのだ。

 

※まだまだ心無い人が傷つけてくることもあると思いますが。

※そしてもちろん、強くて、明るくて、お金も友達も多い人も、最高ですよ。

 

そんな今の時代を生きられる事が、幸せと感じるのと同時に、

これからもっと、個性が尊重される時代を生きていく、若い人達が、とてもうらやましく感じます。

 

「昔はよかった」

と、思う人の気持ちもわかるようになりましたが、

本当は、「時代はどんどんよくなっている」と

感じるこの頃です。

 

話がちょっと脱線しました。

 

私はすぐに話がちょっとそれるので、

そこにもおつきあいいただけるとうれしいです。笑

 

 

■自分に無理をしていた10代・20代

 

私は小さい頃から、

大勢のグループでいるよりは、

仲のいい子といつも一緒、という子でした。

 

仲のいい友達が1人もいなかった事はなかったし、

歳の近い妹も2人いたので、

「寂しい」という思いをした事はありませんでしたが。

 

いやむしろ、本当は、その時から、

「1人になりたいわ〜。1人でいるときの方がラクだわ〜。」と、心の底では思っていたような気がします。

 

その証拠に、

小学校低学年の時、同級生4人で学校に行っていたのですが、

ある日、その中の1人の、気が強いAちゃんが、

 

「ちゅり子ちゃんだけ、先に行ってて」

と言い出しました。

 

その言葉に私は、

 

「わかった!」と言って、

 

みんなが見えなくなるところまでダッシュをして、1人で先に学校に行っていました。

 

その日から、数日間(?)毎日同じことの繰り返しになりました。

 

その時の気持ちを、今でもはっきり覚えているのです。

 

「やったー!1人になれる!」

 

本当なんです。

強がりでも、なんでもなく、です。

 

少し経ったある日、母親から、

「あんた、Aちゃんにいじめられてるの?」

と、聞かれました。

 

私は、本当に身に覚えがなくて、

「ううん、いじめられてないよ。」

と答えました。

 

「朝、仲間外れにされてるの?」

 

「あー、Aちゃんに、『先に行っててって言われるから、先にいってるよ』

(私・・・いじめられてたんだ。笑)

 

 

大人になってから聞いた話によると、

 

実は、他の2人の友達が、

それぞれのお母さんに、その話を話して、

それが私とAちゃんのお母さんに伝わったのだそう。

 

Aちゃんのお母さんはAちゃんに激怒したようで、

次の日から朝のグループに、Aちゃんがいなくなりました。

 

きっと、Aちゃんは、2人の友達が、私と楽しそうに話す事に、嫉妬したんだとの事。

 

「ちゃり子があまりにも気にしてない様子だったから、逆にAちゃんがかわいそうになったよ。」

と、母親談。

 

私もそう思います。

 

この事を思い出す時、

「私、サイコパスなのかな?」

と、思った事もありましたが、

 

きっと、「人に気を使うくらいなら、1人でいた方がいい」

とか、「私がいない方がいいんだろうな。」と、

小さいながらにも思っていたり、気を使ったのだと思います。

 

 

そんな一人でいたい私が、

もう一つ、今でも覚えている事があります。

 

「自分を変えなければ」と思った出来事です。

 

それは、高校生くらいの頃、

学校から帰ってきて家の部屋でのんびりしていると、

 

近所のおばちゃんが家に来ていました。

 

そのおばちゃんが帰った後に、

 

母親に、

 

「『ちゅり子ちゃん、若くて楽しい時期なのに、部屋で1人でいて大丈夫なの?普通若い子は、外で友達と遊びに行って、帰ってこないでしょ?』って言われたよ。」

 

と言われました。

 

何気ない言葉です。

 

でも、私は、

 

その時から、

「1人でいる事はいけない事なんだ。」

「こんな私じゃ、お母さん悲しむかな?」

「1人でいないで、いっぱい友達と遊ばなきゃ」

と、思うようになりました。

 

今の私なら言えます。

「いや、人それぞれだから別にいいじゃん。別に友達がいないわけでもないんだし。」と。

 

そんな事は、若くて純粋で、繊細で弱い私は、

思う事もありませんでした。

 

 そこから、結婚する30代までは、

ほとんど家にいることはありませんでした。

 

学校に行ってるか、仕事をしているか、

誰かと会っているか。

 

 毎日のように、いろんな人と遊びに行っていました。

 

今思えば、好きでもない人とも。

 

 

職場も比較的華やかで、付き合いが多い職場。

 

1人で行動することは皆無に等しかった。

 

とにかく自分を演じていたんだと思います。

 

周りの人にも、「人といることとか、飲み会とか好きそう」

と思われることの方が多かったです。

 

実際、飲み会とかも結構行ってました。

 

そして、いつもヘトヘト。

 

今思うと、あの頃の私、本当にお疲れ様。笑

 

本当に私の事を理解して、大切にしてくれる旦那と結婚してからは、

それまで遊んでいた人たちと会わなくなっていきましたが、

 

やはり職場などのつきあいでは、

かなり無理をしていました。

 

■妊活で孤独になり、1人でいることがラクだと気づく。

 

そんな無理をしていた私でしたが、

 

無理がきかない出来事が訪れました。

 

それが、不妊・妊活」でした。

 

以前のブログでも書きましたが、

 

流産、不妊が重なり、

徐々に、徐々に、精神の崩壊が起こりました。

 

とにかく、自分の精神を保つ事だけでも精いっぱい。

他の人と普通の会話をする余裕が、本当はない。

ましてや、ズバズバ悪気なく傷つくことをいってくる家族には、

会うだけで嘔吐。

 

最終的には、誰一人として会いたくない。

誰からの連絡も断ち切りたい。

 

そういう心境まで追い込まれていたのです。

 

実際に、最終的には家族にはその旨を伝え、

職場の人や友達には、さとられない程度に、お誘いの断りを入れていきました。

(でもきっと、察してくれていたのかもなぁ)

 

最初のうちは、まだそれでも無理して人に会ったりしていましたが、

仕事も辞め、コロナの時期も重なり、

 

完全に旦那以外の人には会わないという時期が発生しました。

 

最初は、「これでいいのか、私。」と思う気持ちもありました。

 

でも、それを上回る気持ち、

「なんて自由で、なんてラクなんだ。」

 

不妊の問題が解決したわけではなかったのですが、

何かが一つ解決した気分でした。

 

私、人と会うことにこんなにエネルギーを使ってたんだ。

こんなに気を使ってたんだ。疲れてたんだ。

 

人にたくさん会わなきゃダメだと思い込んでいた自分が、

なんだかかわいそうに思えました。

 

そこに気づいてからは、

「とにかく、今の、この1人がいいという気持ちを大切にしよう」

と、思えるようになりました。

 

もちろん、旦那がいたので、

ホントの1人ではなかったのかもしれませんが。

 

 

徐々に精神的に回復していき、

気持ちが前向きになった時、

 

「人に会いたい。人のためになりたい。」

 

と、少しづつですが、自然に思えるようになりました。

 

人といっても、家族や、分かり合える友達、自分と思いを共有できる人です。

 

今では、自分が疲れない程度に、家族や友達と会っています。

 

それは、精神的に安定してきたせいもありますが、

きっと、「1人の時間を思う存分とれたから」でもあると思います。

 

1人の時間て、私にとっては本当に大切で、充電ができて、幸せな時間だったんです。

 

今までの私だったら考えられませんでしたが、

これからは、もっと一人でいることや、

1人でできることを増やしていきたいと思います。

 

趣味とか仕事とか。

1人で出来ることがいっぱいあるはず。

 

暗い?陰気?さみしそう?終わってる?

 

今まで思われたら嫌だと思っていたこと。

 

暗い、上等。 陰気、上等。 さみしそう、上等。 終わってる、いや生きてます。

 

何と思われようとも、自分自身が幸せじゃなきゃ意味がない。

 

今は、いろんな人が、いろんな事に挑戦できるようになってきた世の中。

 

人に良く思われる生き方じゃなくて、

自分がいいと思える生き方。

 

当たり前の事なんだけど、

本当に自分自身の事として、腑に落ちたこと。

 

まず、自分自身を大切にして、

それができたら、大切な人を大切にする。

 

自分のペースで生きて、少しだけ、分かり合える、人がいる。

 

それが私にとって、一番幸せ。

 

 

妊活で精神的にボロボロになって、

いろんな事をシャットダウンして分かった、本当の自分。

 

ありがとう!旦那、家族、理解してくれた友達。いい方向に変わっていく時代。

 

そして、こんな私のブログを読んでくださった方も、

本当にありがとうございます。

 

 

 

あなたにとっての本当の幸せはなんですか?