自立とは依存先を増やすこと【刺さった言葉シリーズ】

こんにちは、ちゅり子です★

 

皆さん、自分に刺さった言葉ってありますか?

 

私は結構不器用な生き方をしていて、傷つきやすかったり失敗も多いので、

時々胸に刺さる言葉に出会って救われることがあります。

 

いくつかあるので、勝手にシリーズ化して、

第一弾をお送りします。

 

第一弾は

「自立とは依存先を増やすこと」

 

この言葉に出会ったのは、ある理由で摂食障害の事について調べている時でした。

 

自立って、何にも依存せず、自分1人の力で生きていく事、

って感じがしませんか?

私はそう思っていたので、とても衝撃的でした。

 

依存先という強い言葉に感じるので、

依存先=頼る人、頼る事、頼る物と変換してみてください。

 

他人に迷惑をかけるな。

自分1人の力で生きていけるようにしろ。

 

そんな風に思って生きている人、多いのではないのでしょうか。

もちろん他人に迷惑をかけてはいけない時もあるし、自分1人でどうにかしなきゃいけない時もある。

 

でも、やっぱり人間は1人では生きていけない群れの生き物。

 

産まれた時から誰かの力を借りなきゃ生きていけなくて、それは大人になって人生を終えるまで変わらないのは事実。

 

1人の力で生きているように思えても、周りのありとあらゆるものが他人のおかげ。

 

お店で食べ物を買うにもたくさんの人の手があってこそ。

材料を作る人、卸す人、料理やパッケージする人売る人、店を作った人、アルバイトしている人、など。

自分1人ではその購入した物を作り出したり手に入れたりすることは出来なかったはず。

 

私たちは目に見えていないたくさんの人達の手によって今こうやって生きていて、依存しているのだと言うことに気づきました。

 

なので人を頼ると言う事は、生きていく上でなくてはならないものなのです。

 

人間は最初、親や育ててくれる人に依存して生きています。

そこから、保育園や幼稚園の先生、お友達、楽しい習い事、ゲーム、学校の先生、会社、上司、同僚、恋人、夫婦、施設のスタッフ、病院の先生や看護師さんなど、さまざまな人に依存先を広げて生きていくのです。

 

依存先がある事が問題なのではなく、

依存先が少なく増えないことが問題なのです。

 

誰にも頼りたくないから、

 

親しか、子供にしか頼る人がいない。

お酒を飲む事に頼るしかない。

恋人に頼ったり尽くすことでしか生きていけない。

などなど。

 

誰にも頼らないようにしようとするほど、何か少ない依存先にしがみついてしまう。

その少ない依存先がなくなってしまうと生きていけなくなる。

 

そんな生き方をして苦しくなっている人は多いのではないでしょうか。

 

私もそんな1人でした。

 

夫がいなくても1人で食べていけるようにしよう。職場でもみんなに迷惑かけないようにしよう。

↓なにか困難があると

助けてくれる夫と2人で生きていこう。他の人はいらない。

 

極端すぎて、人間関係を絶ったり、いろいろ失敗してきました。

 

そして私は特に、子供を産んでからこの言葉がさらに沁みるようになりました。

 

妊娠、出産、育児、どれをとっても1人の力では乗り切っていくことが出来ない。

もちろん1人で何もかもやれます!って言う人は存在するかもしれませんね。

でも必ず病院や助産師さん、ネット情報や保育園、幼稚園などにはお世話になります。

 

1人で頑張るより、夫に頼る。

夫に頼るだけより親にも頼る。

夫と親だけより地域のコミュニティに頼る。

さらにママ友にも頼る。先生にも区役所にも国にも頼る。ネットにも頼る。

 

そうやって頼る先を増やしていくと、1人に対する期待も重くないし、

もしその頼ってた人が頼れなくなったりしても心細くない。

結果依存先を増やすと、一つの事に執着した依存にならない。

それが生きていく上での本当の自立していくという事。

 

娘にもそうやっていろんな人を頼って生きていけるようになってほしい。

頼った人に感謝も忘れずに。

 

 

自立とは依存先を増やすこと

 

とても心に刺さった言葉です。