「いっ、痛い!」初!体外受精の採卵をしてもらいました!
こんにちは、ちゅり子です★
皆さま、梅雨はいかがお過ごしでしょうか?
私はここ2週間ほど、
排卵誘発剤などの注射や薬を摂取していたせいか、
気持ち悪かったり、ぼーっとしてたり、頭が痛かったり、
プチ不調が続いていました。
採卵までの数日間は、
ほぼ毎日、病院で排卵を遅らせる注射や採血などで1日3回は注射を打っていました。
こんなに注射打たれたの初めて。
でもそんな事は軽く我慢できるほど、
採卵の日がこわくてしょうがありませんでした。
だって、だって、
「あそこの中から針を刺して、卵巣から卵を取り出すんでしょ〜!こわ〜」
しかも、今、コロナの影響で、全身麻酔の機械が使えなくて、
局所麻酔のみか、ぼーっとする薬も飲むか、の2択になっていました。
痛みと恐怖に弱い私は、
全身麻酔がよかったのですが、
仕方がないので、局所麻酔とぼーっとする薬を飲ませてもらう選択にしました。
ちょっとでも意識をなくしたかった。笑
看護師さんにも、
「採卵て何分かかります?」
「痛いですか?」
と事前にチェック。
「そうですね、卵が今7個成長してるから、大体5分から10分位だと思いますよ。」
「左右に1箇所ずつ刺して、後は刺したところから針を動かしてとっていくので、痛いのは2回ですよ。」
「担当の先生が採卵早い先生なのでよかったですね。」
と、優しく教えてくれました。
ちょっとホッとしましたが、
やっぱり家に帰ると不安が襲って来ました。
「2回痛いって、どんな痛みだろう。」
経験した事ない恐怖がたびたびやってくる。
そのたびに、
「大丈夫、大丈夫。
局所麻酔もするんだし、
旦那は不妊手術で股らへん切ってるんだし、
きっと子供を産む時はもっと痛いんだし。
体外受精をした友達は、何にも言ってなかったし。」
とか言い聞かせながら、数日を過ごしていました。
採卵の前々日の、夜23時と24時に、最後の排卵を誘発する点鼻薬をします。
ここ最近は22時くらいには寝てたので、
眠すぎて、22時から仮眠をとって挑みました(笑)
なぜか急激にお腹が空き、23時半くらいに、
旦那が買ってきてくれたすき家の牛丼を食べました。
わさびとろろ牛丼。大好物。
次の日は、近くのショッピングセンターに旦那と行ったのですが、
具合も悪いし、緊張してるしで、
寿司弁当を買って早めに帰宅しました。(どさくさに紛れて贅沢)
あまりにも私が緊張して無口でいたので、
旦那まで緊張。
「明日は採卵が終わったら、ネタの大きい回転寿司で食べたい!」
と、わがままを言って、気を紛らわせました。
ご飯は、前日21時以降から食べちゃいけないから、ギリギリ20時くらいに食べ、
21時には2人で就寝。
そして、採卵当日。
私が病院に行くのは8時40分ですが、
旦那は仕事の関係上、4時起き。
通常は4時半くらいに一緒に起きて、
旦那の弁当を作るのですが、
今日は体調の万全を期すために、
私はギリギリの6時半まで寝かせてもらう事に。
本当は、旦那の精子を仕事前にとってもらうはずだったんだけど、
4時半に採取したものだとちょっと時間が経ちすぎてしまうため、
仕事の最中7時頃にまた家に寄って、精子を採取してくれる事に。
旦那も本当に頑張ってくれてる。
本当にありがとう。
6時半に目覚ましをセットしたとはいえ、
緊張で4時頃から目が覚めていた。
YouTubeでお笑いとかを見て気を紛らわす。
痛み止めの座薬を7時40分に入れなくてはならず、
その前にトイレを済ませたいから、
おしりを叩いたりしゃがんだりして促す。
7時過ぎに旦那が到着。
速攻で精子を採取してくれ、仕事に向かう。
優しい言葉をかけてくれたけど、
旦那が仕事に行く後ろ姿を見て、ちょっと寂しく、心細くなる。
トイレも済ませ、シャワーも済ませ、
時間通りに座薬を入れたら、
いざ、出発!
駅に向かう途中、
親から電話。
「送って行こうか?」
実は、前々から、
採卵後に具合悪くなるかもしれないことを見越して、
「もし具合が悪くなったら連絡しちゃうかも。」
と連絡していたのです。
私は、以前、卵管造影をした時、
あまりにも具合が悪くなり、吐いて、点滴を打って休ませてもらったことがあるんです。
強い人は平気なのかもしれませんが、
もう認めます!
私は弱いのです!
「気持ちの問題だよ」
わかります。
でも、嫌なことや、出来ないことは、
人それぞれでしょ?
もう、強がるのはやめたんです。
出来ないことは、人に助けてもらう事にしたんです。
その代わり、私ができる事で人を助けたらいいんだ、
と、
今では思うようになりました。
話は脱線しましたが、
行きは1人で電車で向かう事に。
夜行くお寿司屋さんの事、
旦那と爆笑した事などを、
採卵中は考えようと決意しました。
病院に着くと、看護師さんが手際よく案内してくれます。
トイレを済ませ、精子を提出し、安静にするベッドの部屋へ。
ベッドはコンパクトだけど、とても綺麗で、
自分専用の空間がプチうれしい。
すぐに、ぼーっとする薬を飲んで、
用意されたガウンに着替える。
呼ばれるまで横になっていると、
薬が効いてきて、とても眠いような、気持ちの良い感じに。
局所麻酔の部屋に呼ばれた時は、
ふわふわ、空の上にいるようでした。
局所麻酔はあまり痛くなく、
かすかに「ずん」と感触がある程度。
またベッドに戻り、
気持ちよく横になっていると、
「全然、いけるかも」
という気持ちになってきました。
甘かった。
いざ、採卵。
薬のせいで、あまりはっきりは覚えてないのですが、
部屋には4人くらいの看護師さんと、先生。
1人の看護師さんが、常に右肩をさすってくれて、
「大丈夫ですよ〜!痛かったら、深く息を吸って吐きましょうね〜」
と声をかけてくれました。
この看護師さんと、なぜか自分のつけているマスクのおかげで、少し安心感。
始まった最初は、
「局所麻酔と同じ感じだな」
と思ったのですが、
だんだんと痛くなる。
しかも、差すのは2回だけだと思っていたのに、
結構刺してる!
「ずーん」と突き刺さる痛みがあって、少し良くなって、を何回か繰り返す。
夜のお寿司の事、
旦那と爆笑した事、
思い出しても、
そんな事をかき消される痛み。笑
そして、結構、時間経っているような。
「いたっ!ふぅー、ふぅー」
あとから聞いたところによると、
私の7個ある卵のうち、数個は血管の裏にあり、取りにくかった様子。
しかも、恥ずかしながら、私は痔。
おしり側にグッと押した時に感じた痛みは、きっとこの、痔のせい。
そして、陰毛を伸ばし放題にしていたせいか、
先生が上からの角度で差し込む時に、引っ張られる痛みが。
これは、陰毛のせい。
陰毛は短くして行った方がいいかも。
「最後ですよ〜、ちょっと痛いですよ〜」
の声で、ちょっと安心する。
「これで終わる〜」
終わった後は、車椅子が用意され、
ベッドまで運んでくれる。
いっぱい緊張したせいか、
ベッドで横になるときにめまいがした。
看護師さんが血圧をとってくれて、優しく声を掛けてくれる。
看護師さんが優しいから、本当にありがたい。
男性が、看護師さんに恋する気持ちがちょっとわかる。
横になっていると、めまいもなくなり、
出してくれたお茶と、ラムネを食べてゆっくり。
ちょっとすると、生理痛のような痛みがあったけど、
耐えられないような痛みではなかった。
不思議なもので、
あんなに痛かったのに、
終わったら少しの生理痛のような痛みだけで、
ほとんど痛みはなかった。
人間て、医学ってすごいな。
少し休んだら、また内診。
えっ、またあそこに物を入れられるの?!血だらけなのに?!
と思ったけど、
消毒してもらって、痛みは全然なかった。
結果、とれた卵は4個。
2個は吸い込む時に崩れてしまった卵で、
もう1個は、血管の裏にあり、どうしても取れなかったとの事。
7つとも取れると思っていたので、
ちょっと残念だったけど、
あの痛みを思うと、
最後の1個を取るために採卵時間が長くなるくらいだったらいいや、と思った。
そしてなによりもビックリしたのが、
旦那の精子。
前回の人工授精で、
精子の運動率が7%という最低値をたたきだしたのに、
今回はなんと64%!
濃縮後は80%以上!
過去最高だった。
旦那、良く頑張ってくれた。
やっと、手術したかいがあったね。
採卵をする前は、
卵に精子を入れる、顕微授精になるだろうと言われていたのに。
「この数値だったら、振りかけでも良さそうですね。」
と、言われました。
奇跡。
まだ、その、振りかけたところで、本当に卵が受精するかどうかはわからないけど。
でも、いつも精子の運動率に悩んで、落ち込んでいた私達には、
かなりの朗報でした。
帰りは両親が迎えに来てくれ、
仕事が休みの日に来てくれた、両親にも感謝。
お昼を食べたあとは実家で2時間ほど爆睡。
※採卵後から2日間後くらいまでは、謎の疲れと、耐えられないくらいの眠気に襲われてました。
今までの薬とかのせいかな?
夜は旦那と、約束の、ネタの大きい回転寿司。
贅沢にウニも食べちゃった。
「頑張ってよかった」と思えるほど、
お寿司は美味しすぎた。
あまり自分にご褒美をするタイプではなかったのですが、
心が折れてしまうくらいなら、
これからはちゃんと自分にご褒美をあげていこうと思ってます。
旦那も大好きなマグロ三昧。
旦那は、ずっと気が気じゃなかったらしく、
仕事の合間に、採卵について動画を見たり、
ネットでいろんな人の体験談を調べていたよう。
「卵の数だけ針を刺すらしいね。」
「局所麻酔なしでやってる人もいて、痛い人と、全く痛くない人もいるらしい」
とか、私より詳しかった。
採卵前は、私自身はこわすぎて、
他の人の体験談を見ることはしてなかったんです。
一緒に、同じように感じてくれようとした。
本当にかわいい、旦那。
うれしい。そして大好き。
精子の結果も伝えると、喜んでいました。
今回私の初の採卵は、
「二度とやりたくない」
と思う痛みでしたが、
本当に人それぞれ違うようですので、
もしこれから採卵をされる方は、過剰にこわがらないでほしいと思います。
それに、あんなに痛かったのに、
不思議ですね、
数日間たった今となっては、
もし全部の卵がダメだったら、
もう一回やるしかないのか。
と思えるほどに、頑張れる気がします。
受精卵ができたかどうかの結果は、あと数日後。
落ち込んでいるのか、喜んでいるのか。
どっちにしても、
また美味しいものを食べて、
これからも、体外受精を乗り切って行こうと思います!!